親愛なるスティーブ、

君のコート上でのキャリアの終わり、バスケットボールファンとスポーツを愛するすべての人々には、ただひとつの言葉が残る。それは、ありがとう…

一度でも君のプレーを見た事がある人なら、誰もが何について話しているか分かっている。君はゲームの本質を理解し、知性、本能、適切なタイミングで的確な事をする能力を持っている。

君はチャンピオンになるために生まれた。サッカーをしていたとしても、おそらく同じ事だっただろう。そしておそらくレイカーズでここ数年身につけていた背番号10を身につけて…。君がサッカーへの情熱を称え選んだ番号であり、“僕らの”マジックナンバー、１０番。

君の３ポイントシュート、フリースロー（いつも決して間違えない！）、素晴らしい入り込みからのビックボンバーのゴール…なんて凄い選手だ！

君のプレイスタイル、トレーニングへの取り組み、君がスポーツを通して教えた、そしてまだまだ教えていくであろう道徳、皆にとって君はお手本であり続けるだろう。

「後悔はしていない。NBAの歴史の中で、沢山の才能あふれたプレイヤーがリングなしでどんな気持ちでいるか知っているから。正直、僕の事は競争が大好きだった一人の選手で、特にいいチームメイトだったと覚えていてほしい」。君のこの言葉には、ほぼ全てがある。ほぼ、というのには、その残りはピッチ外にあるから。幸運なことに、君の友達でいれる人々に。

僕は君が次の冒険でもきっと成功すると確信している。

チャンピオン、健闘を祈る！

チャオ

アレッサンドロ