サムライブルーがFIFAW杯で桜を咲かせる

親愛なる日本の〝友〟達、待ちに待った結果だね。
というより、アジア全体待ちに待った結果と言える。18回目の挑戦で 、ワールドカップの舞台においてアジア勢初、南米代表チームを打ち負かすことができた。
恐るべし日出ずる国のブルー侍達、そしてモルドヴィアアリーナスタジアムのスタンドを黄色く染めるコロンビアファン達に感心する暇も無い間に、まずはカルロスサンチェスの大失態を目にすることに・・。
ゲーム開始ほんの3分後に、コロンビアディフェンス陣は大迫にゴール前でのシュートを許し、その後ペナルティーエリア内で、文字通り手を出し、日本PKを与える。
ドルトムントのベテランがPKエリアに顔を出す。もちろん背番号10番。香川真司。キック前には、何で自分にこういうことが起こったんだと言わんばかりに穏やかに笑みさえ見せながら・・。そしてこの瞬間の重要さを実感したのか、急に真剣な顔になり、安定したキックで日本に先制点をもたらす。
コロンビアはレッドカードを受け困難を強いられるものの、コントロールを失わず 相手の強いプレスにも関わらず、安定したゲームを展開し日本勢にロングパスを使ったゲーム展開を許さない。
そして日本勢の行き詰まり・・。数値的な優位性を活用する事が出来無いだけでなく、僕らに馴染み高い長友がごく簡単なボールをクリアミスし、アンラッキーな事にペナルティーエリア付近でコロンビア勢のファウル(疑問が残るが)を引寄せてしまう。
キンテロのFKにも運に見放された。彼の壁下の左足シュートはゴールキーパー川島を驚愕させる。その川島をの行動は悪い意味で僕を驚かせた。ゴール線をボールが越えたのを見たにも関わらず、ボールは入っていないと否定し、日本文化にあるまじきジェスチャーをワールドカップのライブで見せる。良くないよ川島、正しくない!

後半のブルーサムライはインターバルでの西野監督の調整のもと、数的優位を利用しコロンビアキーパー、オスピナを攻撃する。
才能あるハメス・ロドリゲス、カルロス・バッカの後半での投入を選んだコロンビア監督ペケルマンの選択はコロンビアチームの助けにならなかったどころか、元ミラニスタ本田の投入はコロンビアチームに決定打を与えた。
酒井が素晴らしい飛び出しを見せ、シュートをするがゴール左に外れる。本田が再びボールを蹴り、大迫が最終的か結果となる2対1を頭で押し込む。
レルマ、ハメスのラストスパートの攻撃もかなわずコロンビアは敗戦を防げず。
ホイッスルの笛が鳴り、跪いて勝利を喜ぶサムライブルーの姿は、今大会において今日まで繰り広げられてきた激しい試合の中で、最も美しい光景の一つだ。
次戦も頑張って!

アレッサンドロ

Ph from @FIFAWorldCup