イタリアサッカー栄誉殿堂式典
FIGCイタリアサッカー栄誉殿堂の式典に先立って行われた昼食のためにフィレンツェ、コヴェルチャーノに到着した時、2つのユニフォームをどれだけを夢見ていたかを思い返した:ビアンコネーロのユニフォーム、そして青のユニフォーム。
この二つのユニフォームは、僕のスポーツ選手としての、ファンとしての、このスポーツに魅了された男としての人生を今まで表してきた、そしてこれからも常にそれを表していくだろう。
初めてイタリア代表U16の合宿に参加したとき、僕は少年だった。そしてそれ以来20年近く決して離れる事はなかった。
僕はピッチ上でで自分の国を代表する機会に恵まれた事をいつも特別な特権として過ごしてきた。
そして何度も訪れたこの場所を再び訪ねること、イタリアサッカー栄誉殿堂に入っている巨大な偉人達の横に自分の名前があるのを見る事、本当に興奮させられた。
式典では、Renato Dall’Ara、Arpad Weisz、Italo Allodi、審判Stefano Farinaの名誉賞の受賞場面は特に心に届くものがあった。
そしてDavide Astoriの思い出。まさに彼の街、フィレンツェで。
ヴェッキオ宮殿の素晴らしいホールの息を呑むような雰囲気の中で、最前列には多くの子供たちと若者がいて、その多くはおそらく殿堂入りのカンピオーネ、コヴェルチャーノのサッカーミュージアムで祝われたカンピオーネ達と同じ時代を生きてないだろうにもかかわらず、彼らの目には、この道を共に歩く事への
熱い感情が見えてとれた。これもサッカーの美しさ。伝承される物語、世代から世代に伝えられる遺産。
僕が殿堂入りする理由が読まれた時、僕は彼らの一人であった時を再び思った。そして強い感情を胸の中に感じた。