ロベルト バッジョ

今日という日はあなたにとって大切な日な訳だけど、サッカーを愛する人みんなにとっても、そしてあなたの側で一緒に過ごした僕にとっても大切な日だ。
 
少し歳は離れるけれど、あなたのように、僕も“年上の人の鞄を運ぶ”という事がどんなことかを知っている世代だ。
1993年、あなたに出逢った時、あなたは僕よりも大きくて、僕にとってあなたに“鞄を運ぶ”事が出来る事は、嫌な事どころか、夢が現実になる瞬間でもあった。僕はパドヴァからユヴェントスのユースに18歳でやってきた時で、あなたはUEFAカップの勝利を僕らにもたらした後に、バロンドールをトリノの空の下で掲げた。
ロビー、僕はあなたから沢山の事を学んだ。あなたと一緒にプレイし、あなたと一緒に勝って。
あなたは偉大なチームメイトだった、僕らの歩むチームが別々になった時、あなたのユニフォームを受け継ぐ事になり、それはとても大きな責任であり、また名誉な事だった。
そしてその後再び会う度に、ピッチで、敵として、僕らは友情と尊敬を持ってハグをしたね。
 
そして、50回目のあなたの誕生日である今日も、あなたにハグを送りたいと思う。
 
お誕生日おめでとう、カンピオーネ!
 
アレッサンドロ